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世界の破滅でアリスのココロの中に入る

ああ、嫌だな。
そんなことを思いながらオレは目を覚ました。
体は動かない。瀕死の状態だ。

「ああ…起きたか。」

「…ああ。」

そばにはアリスがいた。
アリスはこの状況でもしっかり立っている。
さすが、なんて思ったが今はそれどころじゃない。

「見えるかどうかはわからんが、ご覧のありさま、ってわけよ。」

「…知ってる。」

「…まあ、そりゃそうか。」

オレ達の声以外、何もしない。音が無い。

「なあ、フレイヤは?」

「もう、ここにはいないんじゃないかな。」

覚悟はしていた。
正直、フレイヤがここで生き残れるわけない、って思ってた。
どうやらその通りになってしまったらしい。

「…あのさ、アリス。」

冷静になってみれば恥ずかしい。
恥ずかしい事だけど、そんな余裕は無かった。

「ん?」

「オレ、嫌だな。」

「ま、だよねえ…」

「オレ、あの日々がずっと続くと思ってた。ニウラから逃げるのはつらいけど、急いでアリスん家駆け込んで、それでフレイヤを待って、遊んだりとか出かけたりとか…さ。すっげー楽しかった。」

アリスはまだ何も言わずオレを見てた。

「だから、さ。それが無くなった、って思うと悲しい。それに寂しい。まだ遊びたかった。色んなとこ行きたかった。アリスや、フレイヤと。」

「なんか、あなたらしくないじゃない」

やっと聞いたアリスの言葉はいつも通りの文字の並びだった。
ここまでは。

「ニウラ以外で堂々と泣くなんて?」

その言葉で気づいた。
オレの両目から涙が出てきてたことに。
本来なら顔が真っ赤になりそうだけど、やっぱり今のオレはそれどころじゃない。

「…ははっ、かっこわりーや、オレ……でも、……くらいは…最後くらいは…素直になっても…いいだろ?」

それがオレの本心だった。
アリスは何と言うだろう。
もしかしたら軽く殴られるかもな…「しっかりしろ」とか「落ち着け」って。
でも、アリスの言葉は違った。

「…あなたさあ、やっぱり、死にたくない…よね」

「もちろん…」

「自分の体が無くても、意識だけでも生きたい?」

…ん?どういう事だ?あれか。
ミィやムゥみたいに、幽霊に…って事か。
オレは…

「………うん」

「じゃあさ、あたしの話し相手になってくんないかな?」

「えっ?」

まだオレの体は動かない。あおむけのまま。
アリスはそんなオレの横に座っている。

「実はさ、フレイヤにはもう言っちゃったんだよね、この事。あの子の方がやっぱ瀕死だったからさ。OKもらった。だからこの世界にはいない。」

「アリス、もう少し説明くれよ。」

「あたし、やっぱこの世界から帰る。さすがにここにいても何も無い。この世界は滅びたんだから。何もかも、何もかも、ね。でもさ、この世界だって終わりたくないんだ。新しい世界を作ろうとしてる。そのためにはあたしのココロの魔導は必要。だからあたしの魔導は消えないみたいなんだよね。…それでさ、そのココロの中に入って欲しいの。そしたらさ、体は無いから動けないけどあたしが見るものなら色々見えるし、また3人で話したりならできるかな…って。それで、また世界が新しく出来たら体も出来ると思うんだ。」

オレはずっと黙って聞いていた。
答えはもう、決めていた。

「それでいいよ。」

「…ありがと。」

アリスが本をめくり始めた。
その魔導が発動する前にこの世界を見ておこうと思ったけど、とてもじゃないけど見れるようなものじゃなかった。










ちなみにもうジーソさんは助からないでこの世界の消滅と共に消えて死を待つ状態。なんでこんなん書いたんだろうw;てか思いついたんだろうw;
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